【模刻-13】快慶作 大日如来坐像 縮尺模刻

制作者:三浦康道(木地工程模型)、中村恒克(古色像)

 この像は、古典木彫像がどのような段取りで制作されたのかを学ぶための縮尺模刻です。モデルとなっているのは、慶派仏師を代表する仏師快慶によって制作された、東京藝術大学美術館大日如来坐像です。

 保存彫刻研究室では、修士1年生が入学すると、木彫実習の最初の課題としてこの縮尺模刻の制作に取り組みます。木造の仏像の表面を仕上げるためには、十分に研いだ刃物と、緻密な手仕事が欠かせません。新入生は鑿研ぎの基本から教わり、少しづつ腕を磨いていくなかで、さまざまな道具の手入れも学んでいきます。また、ただ表面を仕上げるだけでなく、割矧ぎ・割首・内刳り・玉眼などの基本的な技法も習得し、さらに古色付けの方法を学ぶこともできます。仏像制作の基礎を身につけることは、実際の文化財修復においても大いに役立ちます。

​縮尺模刻での割矧ぎ​

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学生による原本像の調査​

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​縮尺模刻での割矧ぎ​

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​割首​

​宝冠の仕上げ​

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​割首​後

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​制作中の髻

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​玉眼の嵌入​

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​裳先の制作​

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​古色まで施した状態​