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​3D計測とデータの活用

 これまで多くの学生が仏像の模刻に3Dデータを活用して、本物に迫る質の高い作品を作り上げてきました。それは写真だけでは伝わりにくい立体としての形を、モニター越しではあるものの目の前で確認できるようになったからです。また修復で復元が必要な際に、3Dデータを用いて事前にシミュレーションを行うこともあります。視覚的にわかりやすい復元イメージをつくることで、より公正な判断のもとで修復方針を立てることもできます。

3Dデータの幅広い活用を目指しており、テレビや博物館で上映する再現・解説映像だけでなく、VRやARを使ったスマホやタブレット用のコンテンツも制作することで、より多くの方々に楽しんでもらうことを心がけています。今回の展覧会では、これまで取得したデータの一部をVRで紹介いたします。ぜひご覧下さい。

日本語・英語対応

​スマホ・タブレットからご覧になる方はQRコードからも入れます。

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世界初の仏像AR展の様子です。

2018年に福島県立美術館、碧南市藤井達吉現代美術館の依頼で、三越日本橋本店のシンボルである佐藤玄々作《天女(まごころ)像》を本研究室で3D計測しました。
その時に制作したCG映像が、現在、三越日本橋本店より新型コロナウイルス感染症の影響を受けられた皆さまにお見舞いのメッセージと共に発信されていますが、本研究からもいち早く収束するよう願いを込めて配信いたします。

研究室では仏像の模刻や修復などに3Dデータを活用しています。そんな仏像の3Dデータに関する「ちょっと気になる話」をしようと思います。

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